濱田:
前回の『たそがれの映画監督』の打ち上げ時に、ダメ元で、
大塚明夫さんに、本作『プロデューサーはかく語りき』の出演依頼を、恐る恐るお願いした所、
間髪入れずに「いいよ〜」とのお返事をいただいちゃいました!
明夫さん、有難うございます!
すぐに、池田先生に御報告し、その上で次回作のテーマをどうしましょうか?と御相談した所、
色々意見が出た中で、『プロデューサー』をテーマにしたらどうか?とのアイデア。
もちろん、先生のお考えです。
芝居、舞台のテーマで行き詰まっていた所の意外なアイデア。
だって、芝居、舞台には、プロデューサーの存在は欠かせない。
なるほと…。
目から鱗です。
僕ら役者にとって、プロデューサーさんって言うのは、何か雲の上の存在って感じがあったんですけど、
プロデューサーさんだって、考えてみたら、当たり前ですけど、色々なしがらみや、悩みが満載なわけで…。
それを芝居にしちゃうってのは、絶対面白い!
本当に先生はアイデアの宝庫です(笑)。
そんなこんなで生まれた作品が『プロデューサーは、かく語りき』でした。
稽古場は、やはり笑いで、いっぱい。
特に、(いや、いつもか…)ハマキヨの飛び道具、飛田さんに笑わせられっぱなしでした。
今回、飛田さんが、いつも簡単には言っているお決まりのフレーズを、なぜか本番中に急に言えなくなり、
出演者全員が大爆笑で、それを「忘れてんじゃね〜んよ」ってハリセンで突っ込んだ自分も耐えられなくなり
笑ってしまった事が印象に残っています。
いや〜、ハマキヨ喜劇は麻薬だなぁ(笑)。
今回の主演はキヨちゃん。
頑張っておりました。
又成長したね、キヨちゃん。
清河:
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大塚明夫兄貴が奇跡の連続出演!
本作品は、前作「たそがれの映画監督』の続編と言っても過言ではないお話でした。
大半のキャラクターは『たそがれ〜』と同じ。
ボクは、『たそがれ〜』のキャラクター「市川ゴン」クンではなく、ハマキヨ作品常連キャラクター「清河社長」役で登板。
毎回、舞台・芝居に関わるものをテーマにしてきたハマキヨが、
お世話になりまくってる『プロデューサー』という職業をテーマにしちゃいました。
一番手を出してはいけない領域。
茶化しても、バカにしてもいけない人種の方々、それが、『プロデューサー』。
完全にアンタッチャブルです。
でも、このハマキヨにとってはあまりに重いテーマに果敢にチャレンジしたら、
見事いつものようなパッパラ芝居に仕上がりました(これ自画自賛のつもりです、ヤケクソではありません)。
今回ボクは、清河社長であり、またの名を『プロデューサーX』でありました。
意外と知られていないプロデューサーのお仕事を説明するシーンでは、客席から
「へー。」「ふーん、そうなんだー」の声が聞こえておりました。
みなさま、勉強になりましたか?
かく言うボクが一番勉強になっておりました。
あ、先程から、『プロデューサー様』のことを『プロデューサー』と敬称を略しておりました。
大変失礼致しました〜、この場をお借りしてお詫び致しますm(._.)m
ね、気を使うんですよ、プロデューサー様には。
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