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<『たそがれの映画監督』>
新宿シアターブラッツ 2012年11月22日(木)〜25日(日)
『たそがれの映画監督』 『たそがれの映画監督』2

ハマキヨロングインタビュー
ハマキヨインタビュー〜その1〜
ハマキヨインタビュー〜その2〜
ハマキヨインタビュー〜その3〜
ハマキヨインタビュー〜その4〜
ハマキヨインタビュー〜最終回〜

濱田:
前回の公演の後、次のテーマ何にしようか?って話になって、「もう芝居関係は一通りやったかなぁ?…」なんて煮詰まりかけていた所、池田先生が「映画ってやってないよな…」と口にした。

あ!!…。
もう、先生ったら流石!

「いや、映画なんてテーマにしたら、お金かかって君達が困るだろうと思って黙ってたんや」との事(笑)

予算はないけど、そのテーマ良いなぁ…と言う僕達の熱い視線を感じてか、「わかった!予算低くてテーマが映画の話な! ちょっと雑談してて。その内ひらめくから…」
いつもの事ですが、先生はテーマが決まると、飲み屋で僕達と雑談しながらストーリーを考えます。(あ、ちなみに、その時の僕とキヨちゃんの雑談は、本っ当にくだらない雑談です(笑))
その日も僕とキヨちゃんで、はしにも棒にも引っ掛からないくっだらない話で盛り上がっていたら、(例えば、設定は米屋。米屋が映画のロケの休憩所に使われて、米屋一家が舞い上がってぐっちゃぐちゃにしちゃう、なんてどうだろう?だったら、親父の女房役は濱田(笑) それじゃぁ、まんまドリフじゃん(笑)、なんて感じ…)
いい所で、いつもの如く先生が「ちょっと閃いちゃった」と、いたずらっぽくニヤっと笑って「後は任せて」との力強いお言葉。
で、出来たのが『たそがれの映画監督』。
何度もしつこく言って申し訳ございませんが、本当に先生の頭の中ってどうなっているのだろう…?と思います。 天才…恐るべし。

今回は、客演で大きくカラーを変えたいなぁと思っておりまして…。

以前から池田先生と、声優の大塚明夫さんがお友達と言う事は知っていました。ハマキヨにも観に来て下さっていて、先生と御一緒させていただき、飲んだ事もあります。 明夫さんは、僕達に会うと、冗談で「俺はいつハマキヨに出られるんだよ(笑)」なんて言って下さっていたので、ここは思いきって池田先生に「大塚明夫さん、ダメですか?」と御相談した所、「頼んでもええけど、本人次第やからなぁ。今電話してみよか?」と、その場で電話して下さいました!?

先生が事情を説明した所、明夫さんの第一声は、「待ってたぜ!ハマキヨ!」でした!!
ヤッタ〜!
大塚明夫さんと夢の共演が決定して、キヨちゃんと二人、えらく舞い上がって深酒したのを覚えています(笑)。

例によって稽古場は笑いのるつぼ。
今回も腹筋痛かった〜。
この笑いに耐えられる様になれば人様の前で見せられる!(自分達が笑ってるんじゃ、お客様にはもちろん見せられません!)

稽古場での明夫さん、自分の出番がないと、前で体育座りしながらいつも見ていて、ゲラゲラ笑いながら、「あ〜、ハマキヨ面白れ〜」と他人事の様に(あの良い声で)言ってました。

明夫さんってハマキヨにとって本当に優しくてハートフルな兄貴でした。
さらにお馴染みの客演、眞継玉青さん、中村俊洋君、藤川恵梨ちゃん、根本拓人君、飛田さんとも息ピッタリで、 本番は大盛況!有難いかぎりです。

今回は先生が、ハマキヨをハマキヨスタイルのまま、一段上に上げる、とおっしゃっていました。
まさに一段上に上がった舞台となりました。
感謝! m(__)m!


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清河:

ハマキヨ公演も13回目。結成当時20代と30代の青年ハマキヨも2人とも40代のおっさんになりました。 でも、ハマキヨでは相変わらずバカばっかやっているので、2人とも精神年齢は結成時から止まったままです。
今回も、そんなおバカなおっさんと共演してくださった共演者の方々、ご協力いただいたスタッフの皆さん、ありがとうございます。


テーマは『映画』

ボクは映画が大好きです。

元は舞台演劇より映画のほうが好きでした。

だから待ちにまったテーマです。

毎回、作・演出の池田政之先生と作品のテーマを決める会議飲み会をするのですが、10年以上もハマキヨやってるとテーマがなくなっちゃて、今回もあーだこーだと3人で悩んでおりました。

で、先生が「映画にしよう」

なるほどね。今まで僕達はハマキヨのテーマを舞台の世界のみで考えていました。
でも、映画も立派なテーマだ!だってお芝居するのに変わりはないし!

ということで、テーマは『映画』に決まりました。

ほっと一安心したのですが、、、、

ちょっと待てよ。

『映画』がテーマということは、映画に関する小道具とか必要なんじゃない?

カメラ、照明、マイク、カチンコ、etc、、、

やべえ、ハマキヨは貧乏劇団。そんな機材を借りちゃったらそれだけで製作費オーバーだ!

頭を抱えていたハマキヨ。
でも、世の中捨てたもんじゃないですね。

普段からお世話になっていたテレビマンの塩崎さん、阿部さん達のご厚意で、本物のカメラとガンマイクをお借りすることが出来ました!
お二人様、社長様、本当にありがとうございました。

そんな訳で、なんとか制作にこぎつき、ハマさんがカチンコ代わりにハリセン持って舞台は開きました。


池田先生も映画が大好きな方。
アカデミー賞のことはヘタな評論家よりよっぽど詳しい。
だから今回はけっこうマジメに映画論を書いてくださるのか、と思いきや、相変わらずのバカバカしい長いコントのようなお話。あー、よかった。
もちろん、ラストはホロリと涙。



冒頭でも感謝いたしましたが、そんなハマキヨと池田先生の作品に参加してくださった共演者の皆様、ありがとうございました!



綺麗なのにぶっ飛んじゃってしまった眞継玉青さん。

イケメンなのにボケまくり、最近はツッコミまでやりだした中村俊洋クン。

ハマキヨのだらしないトコを舞台内外でフォローしてくれる、しっかり者の妹、藤川恵梨つぃん。

ポンコツに磨きがかかり、その存在に飛田のオヤジが脅威を感じはじめた根本拓人クン。

この人の存在を動物園感覚で観にいらっしゃるお客様続出。怪優、飛田康介のオヤジ。


ここまでは、お馴染みのハマキヨファミリー。

そして今回、ついにハマキヨに参加してくださったのは、声優界の大スター、大塚明夫さん!

まさか明夫さんがハマキヨに参加してくださるなんて!
ハマさんにハリセンで頭ぶっ叩かれるなんて!
舞台上で気合入れすぎてマジで貧血で倒れそうになってセット壊しそうになるなんて!

本当にありがとうございました!

明夫さん、誰よりもハマキヨ舞台楽しんでました・・・



出演者や池田先生については、ハマキヨがロングインタビューで語りまくってます。
よろしければ、そちらもご覧下さいませ